ライダー・キャロルが書いた
「バレットジャーナル」人生を変えるノート術
を手元に置き、時々ページをめくり参考にしながら実践して、すでに１年以上が過ぎました。
本屋さんなどに来年の手帳が並び始めるこの時期は、ワクワクするものです。
どんなページレイアウトが自分に合ってるかな？
とか、
どんなデザインが使いやすいかな？
と考えるだけで、なんだか全てが上手くいきそうな感覚になってしまいます。
★見開きの片側に週間予定、もう片方は白紙
★バーチカルタイプ
★1日１ページ
など、お気に入りのページレイアウトのものを探すのも楽しみの１つですが、バレットジャーナルはもっと自由です。
バレットジャーナルは、１冊のノートとペンを準備するだけです。いくつかのブロックを作りますが、それ以外はどうやって使おうが、何を書こうが、全て自由です。
つまり、世界に１つだけの自分がデザインした手帳（ノート）が出来上がるのです。
バレットジャーナルとは、どんなノート術？
バレットジャーナルは、完全アナログな「手書き」が基本となります。
なぜデジタル化が進む現在でも手書きを推奨するのか？
バレットジャーナルの出発点は、頭の中にあるモヤモヤする事柄を全て書き出す事です。それはずっと気になっていることや、忘れてはいけない予定、落ち込んだ出来事やパッとひらめいたアイデアなど、星の数ほどあります。
手を使って書き出す作業は一見面倒に思えますが、実は思考にはとても有効な手段です。手書きをすることことで記憶にしっかりと定着するという効果も期待できます。
バレットジャーナルでは、とにかくこのような頭の片隅にもやもやとずっと残っている事柄を全て手書きで箇条書きにして残します。
バレットジャーナルでは、いろんな記号に意味を持たせて箇条書きにしていきます。（記号は自分の好きなものに変えてもOK）
例えば、
・（タスク）
ー（覚えておきたいこと（メモ））
×（完了したタスク）
◯（イベント（起こった事実））
＞（移動したタスク）
＜（予定に入れたタスク）
このような記号を使うことで、書いた事柄が何だったのかを瞬間的に理解できるようになります。
まずは頭に浮かんだ事をパッと書いて、それに後から記号を付けるようにして使います。
バレットジャーナルを構成する４つのセクションとは
バレットジャーナルを構成するセクションは
- インデックス
- デイリーログ
- マンスリーログ
- フューチャーログ
の４つです。
インデックス
文字通り目次です。
バレットジャーナルは１冊のノートを使いますので、ノートに自分でページ番号を書き込む必要があります。
そしてそのページ番号に何が書いてあるのかを、どんどん書き足して行って目次を作ります。
デイリーログ
デイリーログには、その日の出来事を書き込んでいきます。
書き込む内容は、思いついたタスク、閃いたアイデア、嬉しかったこと、腹が立ったこと、使ったお金の総額、ランチの感想、体温、歩数計の数字・・・なんでも構いません。
箇条書きに書いた出来事の先端に、先程の記号をつけていきます。
マンスリーログ
見開きのページを使って、マンスリーログのページを作ります。
左のページには日付と曜日、右のページにはその月にやるべきタスクを書き込みます。
私の場合、月の予定は別に作っているので、左のページ（カレンダーページ）には予定ではなく、その日起きたイベントを書くようにしています。
右のページは、フューチャーログ（後ほど説明します）を意識してその月にやるべきタスク、デイリーログで書き出したままになっているタスクなどを箇条書きにして見直します。
フューチャーログ
フューチャーログには、すでに特定の日付が確定している予定を記入します。
例えば、年末年始の帰省の日程が決まっているのなら、それを書き込みます。フューチャーログを見直した時、10月のマンスリーログの右側のページ（タスクページ）に「帰省チケット予約」と書き込んで、予約を取るといった使い方をします。
私の場合、フューチャーログは見開きページを６つに分けて、6ヶ月分表示しているので、大きな目標を成し遂げるためのステップをそれぞれの月に設けています。
こうありたい！という未来を俯瞰できるのが、フューチャーログのいいところです。
バレットジャーナルを実践するときに、最も大切なこと
バレットジャーナルの概要について、非常にザックリとお伝えしてきました。
- 頭に浮かんだ事を手書きで書き出す
- 記号を使って内容をわかるようにする
- 4つのセクションを使う
バレットジャーナルを効果的に使うには、振り返りが大切です。
いろいろな出来事が起きた１週間のデイリーログを見て、書き出したままになっているアイデアやタスクがないかを振り返り、あればマンスリーログに書き出す。
フューチャーログに目を通して、マンスリーログを見直してタスクの追加がないかを振り返る。
デイリーログ
⇅
マンスリーログ
⇅
フューチャーログ
それぞれのセクションを行き来して、チェックをすることがとても大切です。
普通の手帳にはマンスリーのカレンダーページはありますが、このようなタスクを書き留めるページはありません。
バレットジャーナルは、とにかくなんでも記録する事を大切にします。その記録を見返して、自分の人生に大切なことを全て書き出して、計画に落とし込み、振り返って修正をしていきます。
Memory→PDCA
バレットジャーナルでは、書き出すことと同時に、15分でいいのでノートを見返す時間を大切にするように勧めています。
忙しい現代人だからこそ、少し立ち止まってみるのも大切です。
コメント