いつも上機嫌な人をみると、本当に羨ましいと思います。
私も実際に上機嫌でいたいなぁと思いますが、実際にはなかなか難しいものです。
いつも行く図書館で本を選んでいたら、こんな本が目に止まりました。
筆者は精神科医で数多くの本を出版している和田秀樹さんでしたので、迷わず手にしました。
まえがきにこんな文章がありました。
本書では、私の精神科医としての経験や自らの経験から、上機嫌になれるちょっとしたコツを並べてみました。
・感情コンディションの整え方
・イヤな感情の消し方
いわば感情トレーニングでもあります。
まえがきより
これはなんとしても身につけたい!と、早速読み始めました。
気になったポイントをご紹介します。
理屈では感情をコントロールできない
なかなか難しい感情のコントロール。
特に悪い感情の時は厄介です。
何かを言われて激怒したり、落ち込んだりしたときに、どうしてこうなったのか理由を探して、なんとか自分を納得させられる答えを出そうとするかもしれません。
しかし理由を探そうと考えれば考えるほど、イヤな気持ちが再び湧き起こり、さらに長い時間にわたってイヤな気持ちが続く結果になります。
何か言われてイヤな気持ちになった時に、無理をしてポジティブに
「あぁ、この欠点を指摘してくれたんだ!」
「さぁ、次から頑張ろう!」
なんて頭で考えて、悪い感情をかき消せる人はそう滅多にはいませんよね。
じゃあ、悪い感情はどうすればいいのか?
この本にはこう書いてありました。
激しい感情も時間が経てば消えてしまいます。
〜中略〜
感情を変えるのは理屈ではなく「時間」です。
第2章 自分をごまかさない
せっかく時間が解決してくれようとしているに、理屈で納得させようとその感情の原因を探そうと頭で考えるという行為は、悪い感情を思い出させて、時間をリセットしてしまい、いつまで経っても上機嫌にはなれません。
悪い感情は、過去に起こったこととして放っておくのが一番です。悪い感情に拘り続けると、いつまで経ってもイヤなままです。
大切なのは「いい感情」を作ること。
悪い感情を忘れるために何か特別なものに頼らなくても、「いい感情」を自分で作り出せれば悪い感情は自然と消えてしまいます。
感情コンディションを良好に保つために大切な考え方は、次のたった2つです。
悪い感情に対しては、
「どうせ消えてしまう」
と考えよう。
いい感情に対しては、
「長くキープしよう」
と考えよう。
いかがでしたか?
悪い感情の消し方が、なんとなくでもわかっていただけましたか?
次回は、「いい感情のコンディション」を作るポイントをご紹介します。
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