先日のBlogでは、アドラー心理学とはどんな心理学なのかをお伝えしました。
自分の人生をより幸福にするために、どのように人生を生きていくべきかを説いたこの「個人心理学」は、もはや人生哲学といってもいいでしょう。
アドラー心理学の特徴
アドラー心理学の特徴の一つであり、根底を成すのが
人は同じ「客観的な世界」に生きているのではなく、それぞれが「意味づけした主観的な世界」に生きている
という考え方です。
例えば、雨の日。
同じ雨の日でも、ジメジメして嫌だなと思う人もいれば、しっとり潤っていいなと思う人もいます。
雨の日も、その人の意味づけによってマイナスにも、プラスにもなり、「客観的世界(事実)」が「主観的世界(事実)」になります。
これは経験にも当てはまります。
過去に受けた経験も、意味づけによって素敵な経験(プラス)として記憶に残ったり、嫌な経験(マイナス)として記憶に残ったりします。
大事なのは「意味づけ」です。
記憶の中の嫌な記憶も、その意味づけを与えたのは自分なのです。
まずはそのことを認めましょう。認めると未来が見えてきます。
過去の意地づけを変えることで、今の行動が変わり、未来が変わります。
もう一つの落とし穴
未来を変える、人生を変えるという時に必ず出てくるのが
「自分はなかなか変われない」
という言葉ですが、この言葉の裏には認めたくない事実が隠れているのです。
それは無意識に
「変わらないと決心した自分」
です。
変わるということは、今まで経験したことのない世界に足を踏み入れることで、そこには恐怖や不安が伴います。
そんな経験をするくらいなら、変わらないほうが楽だし、安心だから「変わらないと決心」し、「変われない」という言い訳をしているのです。
アドラー心理学は、そこには深い人間観察と洞察があるから厳しいです。
でも、心のモヤモヤが晴れる気分ですよね。
今回はここまで。
次回もハッとなる、アドラー心理学の指摘をお伝えします。
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