命を救ってくれた大腸内視鏡検査

雑記

3月下旬から続いた自分の人生で初めて死を意識せざるを得なかった体験について、自分自身の記録としてもここに残しておこうと思います。

この経験がどなたかのお役に立てれば嬉しいです。

健康診断で便潜血を指摘されたけど・・・どうすればいい?

それは突然のことでした。

2023年12月に受けた健康診断で便潜血を指摘されました。

社会人になってから毎年欠かさず健康診断をしていたので、その時は軽く考えていました。

何かの間違いだろう・・・と(よくあるのが痔の出血と間違われるので)。

どうせ何かの間違いなんだから、来年また健康診断を受けて再度指摘されたら考えようと思っていました。ちょうどその頃は私の両親が体調を崩して、2人とも入退院を繰り返していた時期だったことも言い訳にして、放置したまま3ヶ月が経過して2024年3月になってしまっていました。

正直いうと、

精密検査ってどこで受けるの?

どうやって検査をするの?

という基本的な事が分からず、受診を後回しにしていました。

会社の同僚に相談したところ、腕の良いクリニックを知ってるから行ってみれば!と言われ、ようやく精密検査を受ける決断をしました。

人生初の大腸内視鏡検査

精密検査を受ける決断をしたとはいえ、初めてのことでよく分からず不安がいっぱいでした。

クリニックに電話をしたら、まずは診察を受けてから検査の日程を決めましょうということになり、まずは問診。

そこから1週間後に検査をすることになり、当日を迎えて再度朝からクリニックを訪問。

受付を済ませると奥の部屋に通され、腸をきれいにするための腸管洗浄剤のパックが目の前にど〜〜〜ん!と置かれました。

約2リットルありますが、このパックからコップに小分けをして、そのコップの中身を10〜15分かけて飲みます。これを何杯も何杯も飲み続けるのですが、味に飽きてくることもあり結構キツい。

数杯飲むと、今度はお腹がゴロゴロと動き出します。そうなると今度は急に便意をもよおしてトイレに駆け込むことになります。飲んでは出して、飲んでは出して・・・・。

まさしく腸管洗浄剤というネーミングにふさわしい働きです。洗浄が進むとお尻からおしっこが出るような感じになってきます。そこで看護師さんから声をかけられました。

「便の色が茶色から黄色に変わってくるので、そうなったら見せてくださいね」

え?・・・便を見せるの?

衝撃的な一言でした。

医療従事者の方にとっては、見慣れたというか・・・当たり前のことなんでしょうけど、流石に最初は戸惑いました。でも看護師さんのOKが出ないと検査に進めないので、ちゃんと確認してもらいました。え〜、そんなの嫌だ!と思われるかもしれませんが、クリニックでは日常当たり前の光景ですし、医療従事者のみなさんはそんなこと気にしません。検査を受けるこちら側としても全てをさらけ出すという決意で望めば、決して恥ずかしいことではありません。

さて、無事に看護師さんのチェックをパスしていよいよ準備に入ります。

ロッカールームへ移動し、そこで検査用の服に着替えます。着替えといってもズボンと下着を脱いで代わりに検査用のズボンを履くのですが、このズボンにはちょうどお尻のところに穴があります。その穴から内視鏡を入れていきます。

いよいよ検査室へ

検査用の服に着替えて、いよいよ内視鏡室へ入って行きます。目の前には大きなモニターがついた内視鏡検査のための機械があり、その手前にベッドがありました。横向きにベッドに寝たらいよいよ検査の開始です。

事前に取った点滴ラインから眠くなる薬を入れますよ!との看護師さんの声がしましたが、それから数分もしないうちに意識が遠くなり、その後の記憶はありません。

次に気がつくと、そこは回復室のストレッチャーの上でした。

どのくらい時間が経ったのか分かりませんが、痛みもなく無事に検査が終了していました。

正直な感想は、

こんなに簡単なら、3ヶ月も放置しないですぐに受ければよかった・・・

でした。

40代後半から50代の方は自費でも大腸内視鏡検査は受けられたほうがいいと思います。

近年、癌の罹患率で大腸がんが上位にランクインするようになってきました。胃の内視鏡検査は健康診断のオプションになっている場合も多いのですが、大腸癌はそうではありません。しかし、罹患率で見ると大腸癌が胃癌を上回っているので、やはり大腸内視鏡検査はするべきだと思います。

近年、癌は早期発見・早期治療で治る病気だと言われています。

だから定期的な大腸内視鏡検査をお勧めします!

大腸内視鏡検査の結果は?

さて、便潜血の精密検査で人生初の大腸内視鏡検査を受けました。

その結果、肛門から入って比較的すぐの場所にポリープが見つかりました。

でかい!

率直な感想でした。

実際には2.5cmを超える大きさで、このクリニックでは切除できない大きさだということでした。と同時に、嫌な予感がしたのを覚えています。この時点では癌かどうかの診断はつかないのですが、大きさを考えるとこれはひょっとしたらまずいな・・・と。

癌は早期発見・早期治療で治る病気だと言われていますが、この大きさを考えると早期発見なのか?と、不安が募ります。

さらに、組織を染める薬を入れてとった写真を見ると、

う〜わっ!

こ、これはマズい・・・絶対に。

最悪の事態を覚悟しなくてはならない、強烈な画像でした。

いずれにしてもこのクリニックでこのサイズのポリープの切除は難しいということで、総合病院に紹介状を書いてもらい、次のステージに進むことになりました。

自覚症状が全くなかったので、自分の知らないところで密かにポリープがどんどん大きくなっていたんだと思うと、定期的に検査を受けていればもっと前の段階で手が打てたんじゃないか、と後悔の日々でした。

総合病院を受診をすると、その思いがさらに増していきます。

次回は総合病院での受診、治療、そしてその後について書き記しておこうと思います。

この記事から最後にこの言葉も書き残すことを始めようと思います。

「私は真剣に生きている男です」

これは私の人生に対しての私自身の契約の言葉です。

説明が難しいのですが、

私は私の人生を全うするために、自分の人生を真剣に考え、真剣に実行し、結果として真剣に生きることを目指します

ということを表した自分の生き方に対しての契約の言葉です。

真剣に、日々、瞬間を大切に生きていこうと思います。

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