まんが!100分で名著 アドラーの教えから  人生を豊かにするヒント〜アドラー心理学とは〜

雑記

先日、図書館の本棚を眺めていて、つい気になって手に取った本。

アドラーの教え。

アルフレッド・アドラーという名前を聞いたことがありますか?

ちょっと前に本屋さんの話題の書籍のコーナーや自己啓発コーナに平積みされていた本、

「嫌われる勇気」

の著作の元になった心理学者です。

アドラーは1870年、オーストリアに生まれました。

内科医としてキャリアをスタートさせましたが、徐々に精神医学に興味を持つようになり、「個人心理学」と呼ばれる、これまでの心理学の常識を超えた思想を広めた人物です。

アルフレッド・アドラー
Wikipediaより

アドラー心理学とは

アドラー自身が「個人心理学」という名称をつけたこの思想のことを、日本では一般的に「アドラー心理学」と呼びます。

一般的なイメージとしての心理学は、例えば

「赤が好きな人は攻撃的である」

のように、個人をあるタイプに分類するために用いられると思われています。

しかし、アドラー自身が「個人心理学」という名称を選んだ理由は、

個人(Individual)という言葉は

in(否定)+dividual(分割する)

からなっており、分割することができないという意味があるように、個人をタイプ別に分けることを拒んだからです。

アドラーが提唱する「個人心理学」は、「実践のための心理学」とも呼ばれ、

  • 他らぬこの私がどういうふうに人生を生きていくか
  • 人はどう生きれば幸福になれるのか

を追求する、いわば哲学的な要素も含んだ心理学(=思想)です。

このことが、近年の日本でアドラー心理学がブームになっている要因で、多くの人がアドラー心理学に

「幸せになるための道しるべ」

としての役割を期待しているのかもしれません。

これから何回かに分けて、アドラー心理学の特徴的な考え方をお伝えしていきたいと思います。

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