カメラ初心者の私が、先日撮影の前に主役を決めようといった趣旨の記事を書いた中に、シャッタースピードとISOの関係について触れた部分がありました。
その時の記事はこちらです↓
シャッタースピードは文字通りシャッターを切るスピードなので、なんとなくイメージが湧きますが、ISOと言われてもピンとこない方もいらっしゃると思います。
ISOってなんの略語なのでしょうか?
シャッタースピードに関係するので、
「Intelligence of Shutter Operation(知的なシャッター操作)」
みたいな言葉の略語かと思って調べました。
その結果は、
「International Organization of Standardization(国際標準化機構)」が決めた、光に反応する感度を数値で表した国際規格の数値
のことでした。
だったら、IOS感度って言えば良いと思うのですが・・・、Wikipediaにも国際標準化機構の略称は、「ISO」と書いてありました。
そんなことはさておき・・・
この数値が低ければ光に反応する感度が低く、逆に数値が高ければ光に反応する感度が高いことになります。
上記の記事の中で、シャッタースピードとISOの関係を次のように説明しました。
ISO感度が低感度になるほど、シャッタースピードは遅くなる
ISO感度が高感度になるほど、シャッタースピードは速くなる
そして、夜景を手ブレなく、綺麗に撮りたい時にISO感度を高感度にすると綺麗な写真が撮れるとお伝えしたので、実際に撮影してみました。
カメラ初心者が、ISO感度を変えてみて「中秋の名月」を撮ってみた
実際にISO感度だけを変えてみると、撮れた写真にどんな変化があるのか?
ふと、そんな疑問が湧いたので、中秋の名月の夜に急いでベランダに出ました。
カメラ初心者の私は三脚をまだ買っていませんので、写真は全て「手持ち」の状態で撮りました。
できるだけカメラを動かさないように注意しながら撮りました。
意図的に手ぶれを起こさせようなんて、決してこれっぽっちも思ってない状態で取りました。
そこは信じて、撮れた写真の違いを見てください。
ちなみに今回の撮影モードは「スペシャルシーンモード」の「手持ち夜景」で撮りました。
撮影にあたっては、以下の条件にしました。
- 変更させるのはISO感度のみ
- ホワイトバランスは「手動で一段階あげて」一定値で固定させる
- できるだけ同じ構図で撮影する
- シャッターを押してシャッターが切れるまで、手がプルプルしても絶対に動かさない
さぁ、どんな違いが出たのか?
まずは綺麗に撮れたこちらから!
いかがでしょうか?
綺麗に撮れたと思います。
では、もっと綺麗に撮れるかな?と思って、ISO感度を最高感度に上げてみました。
その写真がこちらです。
どうでしょう?
ISO感度が6400の時に比べて、空の部分などがザラついているように見えませんか?
これは、ISO感度には次のような特徴があるからです。
ISO感度は、低感度ほど画質が良くなり、高感度ほど粒子の粗い画質になる
今回ISO感度を最大まで上げて撮影した写真は、やはり少し荒い画質になってしまったようです。
ではfs、一般的に扱いやすいと言われている「ISO感度:400」で撮った写真がこちらです。
手がプルプルしても我慢して動かさなように撮ったんですが、ブレてしまいました。
2枚を並べて比較するまでもないのですが、
と明らかに違いますね。
では、シャッタースピードはどうなった?
撮れた写真のシャープさや画質について比較して、その違いを確認しました。
では、ISO感度を変えてると「シャッタースピード」はどうなったのか、確認してみます。
今回設定を変更したのは「ISO感度」だけです。
先に記した
ISO感度が低感度になるほど、シャッタースピードは遅くなる
ISO感度が高感度になるほど、シャッタースピードは速くなる
が、実際にどうなったかというと
ISO感度 | シャッタースピード |
400 | 4 |
6400 | 1/4 |
25600 | 1/15 |
と、自動的に変化していました。
ISO感度、つまり光に反応する感度が低ければ、シャッターを開けておく時間が長くなり、逆に光に反応する感度が高ければ、シャッターを開けておく時間は短くて済むということですね。
シャッターを開けておく時間が短くなれば、手ぶれの影響を受けずに綺麗な夜景が撮れるということです。
夜景を手ブレなく、綺麗に撮りたい時には、ISO感度を高感度にする
一つのコツとして、覚えておくと良いようです。
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